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◎冷 奴

 暑い時期は冷奴に限ります。食欲が落ちる季節のまさに心と身体のための救世主。冷奴というよりは豆腐自体が、卵と同様に日本人の胃袋を経済的に、かつ栄養的にも満足させてくれる食品だからです。大豆の栄養分を引き継ぎ、100gあたりのたんぱく質量は約6.6g(五訂日本食品標準成分表)と水分がとても多い食品なのに、この含有率は実に立派です。

 そして、その冷奴という名前の由来ですが、二つの説があるそうです。一つは通説になっている江戸時代の大名行列で、槍を振っていた奴さんの角形の紋から来ているのだとか。豆腐を四角に切ることを「奴に切る」と言いますが、豆腐そのものを示すようになったようです。二つ目の説は「冷やっこい」が「やっこ」に訛ってそうなったという、これもありそうな話。

 記憶を辿ると我が昭和の食卓にも豆腐がたくさん並んでいました。朝は味噌汁に、夜は湯豆腐・肉豆腐・冷奴で。冷奴には良くて花鰹が振りかけてあるか、すり生姜が添えてあるかでした。もちろんシンプルな食べ方も美味しいのですが、トッピングにも工夫をすると、さらに豊かな冷奴に変身するので試さない手はありません。私は主に二つのパターンで食べることが多いです。

 サイコロカットのトマトとアンチョビーのトッピングにオリーブオイルをかけて食べます。擦った黒胡椒も振りかけて。もう一つは冷奴の上に白菜のキムチに黒胡麻をかけて、醤油を2・3滴。地中海風と韓国風です。私にとって嬉しいのはどんな冷奴にも伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」がよく似合うということです。冷奴タイムが本当に幸せになります。
















※かめ壷造り熟成の手作りの製品のため、大量生産をすることが出来ないのが残念です。自然の味が強調できる味わい豊かな商品として是非伝承かめ壷造り「幸蔵」をご愛顧お引立て賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。


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