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あけましておめでとうございます。
旧年中は私ども幸蔵酒造への暖かいご愛顧、誠にありがとうございました。
伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の心に沁みる味に負けないよう、
愛あるWEBエッセイを目指して頑張ってまいります。
巳年の令和7年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



◎ユネスコ無形文化遺産

 昨年12月、日本にとってとてもハッピーなニュースが飛び込んできました。ユネスコは「日本の伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録することを決定したのです。嬉しいじゃありませんか、2013年に「和食;日本人の伝統的な食文化」が登録されて、10年少しで今度は「酒造り文化」が続いたのですから。日本における「飲食」の二つの伝統の力が認められて誇らしいです。

 伝統文化を支えているのはやっぱり「発酵力」の存在が大きいと思います。発酵を行う麹菌は酒造りはもちろん味噌、醤油、漬物など日本の伝統食品を支えてきた大切な菌です。そんな麹菌は湿度の関係上、東アジア圏しか存在しない割には約200種類もが棲息しているといわれます。少し前、話題となった塩麹も我が家では「家族の文化遺産」に定着、大活躍中です。

 以前、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の焼酎蔵をのぞかせてもらった事があります。南国のシラス大地に埋まった甕壺の中で発酵を続け、蒸留後もまた甕壺の中で眠り、独自の焼酎となっていく様を、一瞬でしたけど記憶に留めて帰ってきたのを憶えています。発酵力を土台にした酒造りはどれとして同じものがないから価値があり、その多様性が魅力だと思います。

 効率が求められる世の中では、逆に手がかかる焼酎作りにこそスポットライトが当たるべきです。私は手触りの経験による技術で造り上げられる酒が大好きです。麹づくりの手触りが飲み手の舌に届く瞬間を想像してみます。無形文化は確実に繋がっています。そして伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」と手作りの肴をつつく私の小さな無形文化づくり。なんという幸せな毎日。
















※かめ壷造り熟成の手作りの製品のため、大量生産をすることが出来ないのが残念です。自然の味が強調できる味わい豊かな商品として是非伝承かめ壷造り「幸蔵」をご愛顧お引立て賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。


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