◎サイダーの夏

 中学校入学時、クラスでも3番目に低い身長だった私は「バスケットボールをやれば背が高くなるかも」という友達の甘言を信じて入部しました。しかし待っていたのは苦しく辛い練習の毎日。私が通った中学校はまだ体育館建設中で、どんな暑い日も屋外のコートで練習しなければなりませんでした。特に夏休みの練習は本当に辛かったことを憶えています。

 赤土を盛り固めたバスケットコートはかんかん照りの中で、練習前の散水もすぐに効力を失い、土埃をもうもうと巻き上げます。準備運動と最初のランニングだけでもう大量の汗。ボールを触り始める頃には喉もカラカラです。部活の先生は水を飲んだらいかんぞ、口をすすぐだけだぞ、と水飲み場を横目でチェックしています。(たまらんなぁ)

 部活後、私たちはよく校門近くの駄菓子屋さんに寄りました。曲線美が魅力的なコカコーラの瓶が囁きかけますが、小遣いが少ない私は友人と2人で一本のサイダーをよく注文したものです。ある日、野球部の上級生たちがコカコーラの瓶を親指で塞いで上下に振り、その後、親指をずらして勢いよく噴射。コーラの泡は宙に放たれ、キラキラと光ったように見えました。

 そんな勿体無いことができるのはお金持ちのボンボンだからでしょうが、なぜか妙に心を惹かれました。じゃあ私たちもと、市内の大会で優勝したら、サイダーで噴射でお祝いしようと友人と約束。しかし、1回戦敗退で約束は実行できませんでした。どうしているかな、あいつ。一緒に飲めるなら、もちろん伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」ソーダ割りですね。











※かめ壷造り熟成の手作りの製品のため、大量生産をすることが出来ないのが残念です。自然の味が強調できる味わい豊かな商品として是非伝承かめ壷造り「幸蔵」をご愛顧お引立て賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。


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