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◎蕎麦で締める

 年始エッセイを書いたと思ったら、2024年ももう最後の回を迎えました。一年経つのがあっという間で、年々その速さが増しているような気がします。年を重ねるほど時間が早く経つようの感じる現象を解明したのが「ジャネーの法則」ですが、この1年の長さは50歳の人は50分の1、5歳の子供は5才の5分の1と、大人の1年の方が圧倒的に時間を短く感じるそうです。

 まあ、こんな時は発想を変えてみます。短いと感じる人は決して損をしているわけではなく、むしろ、過ごしてきた年月が長いだけ、獲得できた大切な「思い出」も多いはずです。思い出の元となる貴重な体験は、後からお金で買おうと思っても絶対に買えるものではありません。そんな価値がある自分の一年の出来事なら、年の終わりに振り返ってみるのも良いかもしれません。

 以前はよく食べていた「鴨鍋」。あれほど、うまいうまいと言って喜んでいたのに、なぜかこの数年口にすることが少なくなりました。夕食担当の家人の鴨に対する敬意の変化か、はたまた彼女の嗜好の変化なのかはわかりませんが、再登場を願ってやみません。思い出を手繰り寄せるまでもなく、鴨肉、白菜、水菜、ごぼうなどなど、食材を思うだけでワクワクします。

 鴨鍋の締めとして、鴨肉の出汁が溶け出ているスープの中には蕎麦を入れたいものです。終わりよければすべてよしです。締めを大切に思うなら、もう今年の年越し蕎麦はやっぱり「鴨鍋蕎麦」しかありません。この一年の締めくくりはこれに決定(家人に懇願して)。もちろん、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」のお湯割のグラスを握りしめて。幸せだった一年に感謝です。
















※かめ壷造り熟成の手作りの製品のため、大量生産をすることが出来ないのが残念です。自然の味が強調できる味わい豊かな商品として是非伝承かめ壷造り「幸蔵」をご愛顧お引立て賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。


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